勝手に更新される毎日

六本木で働くサラリーマンのブログです。やめてくれ、待ってくれと言っているのに、1日1日が勝手に過ぎていきます。

令和になって「不適切にもほどがある」本を見つけた話

昭和初期~中期くらいに書かれたものを読むのが好きだ。 その魅力のひとつに、平和な話の合間に突然、女は馬鹿だとか、子供をぶん殴ったとか、黒人は嫌だとか、いまの時代にはコンプライアンス的にアウト、アウトもアウト、大アウトな言動が、前触れもなくポ…

謎解き、広告、ダム、そして仮想通貨…これらの共通項と返してほしい金

1, 2, 4, □, 16, 32, 64, 128, … この□に入る数字はなんでしょうか? 私は、この手のクイズが嫌いである。 謎解きが流行ってから、よく見かけるようになった。 実際には、良問とされるクイズはこれほど単純ではないが、今回の主旨は、問題の完成度が高いとか…

「情報爆発時代」を経てゴシップニュースはなぜ生き延びたか

我々は「情報大爆発時代」を生きている、らしい。 これは、マスメディアの発達やインターネットの普及・高速化・モバイル化によって、人々が入手できる情報の量が急増している現象を指している。 デジタルネイティブ世代より古い私には、実際の体験からこう…

森香澄はトランスエイジなのか問題

「師匠が走る」と書いて「師走」。 「師匠が走り出すほど忙しい時期」が由来だが、今年の師走は、師匠クラスが走って逃げ出したくなるほどの超弩級のスキャンダルが、芸能界、政界、スポーツ界に経済界、様々な業界で飛び出した。 その質と量にすっかり圧倒…

疲れを取るのに苦労して疲弊している

疲れというものは、あって良いことなど一切なく、少しでも溜まってしまえば直ちに一切を取り除くべきものである。 当たり前のことだが、疲れていては人のパフォーマンスは下がってしまうし、また普段には輝かしい業績をあげる人であっても、疲れによってそれ…

人間はギャップに弱い生き物であることをバンバン活用しようと思う

昨今、クラフトビールのブームが到来している。 これによって、国内、海外のもの含めて、これまで見たこともないような数多の種類のビールを手に入れられるようになった。 これまで日本の4大メーカーのものしか口にしたことがなかった俺も、興味本位で様々な…

万年筆の購入は「死ぬまでセックス」願望の現れか

3万円もする高級な万年筆を、衝動的に買ってしまった。 この時に、なぜか俺は 「ペンはペニスのメタファーである」 という説があったのを思い出した。 かつてこれを聞いた時には、 「じゃあ“書く”という行為はセックスのメタファーなのか?」 「男性にとって…

用事がなくても人に連絡ができる人って凄い

前職で取引先だった人から、突然、連絡が来た。 俺は転職してもう7年も経つし、そもそも前職でも、俺が部署を異動をして以降、取引をする案件がないから、業務での関係は10年以上も無い状態だ。 その10年の間も、ちょくちょく連絡をもらっていた。 そこでは…

「トランスエイジこそが日本の救世主だ」と考える理由

この概念は、果たして日本を、世界を救うだろうか。 www.youtube.com 自分の年齢に違和感を持ち、実年齢とは異なる年齢を自己認識する人のことを、「トランスエイジ」と呼ぶらしい。 最近になって提唱されはじめたこの概念は、SNSでの反応を見る限りでは、「…

黒岩神奈川県知事のスキャンダルに見る、人間の奥深さとデジタルの功罪

「世界の盗塁王」と称された福本豊が、国民栄誉賞授与の打診を断った理由を尋ねられ、「立ちションベンもできんようになる」と答えた、という逸話がある。 けだし名言である。 打診がされたのは中曽根内閣の時代、1983年のことだが、今でもこの台詞の重み、…

20歳くらい歳下のインフルエンサーから励まされたよ

先日、取引先のあるおっさんから連絡があった。 「知り合いでインフルエンサーをやっている若い女性がいるのだが、相談ごとがあるらしく、いい子なんで話を聞いてもらえないか。ということで一度会え」という。 そもそも俺は、人から相談を受けて有意義な回…

生きる拠り所が「虫歯のないきれいな歯」と「学歴」だった

" data-en-clipboard="true">少し前まで、私が自慢できる数少ない長所といえば、「虫歯がないこと」と「学歴」の2つだった。 いや、「自慢できる長所」という言い回しでは、俺のこの2つに対する依存度を正確に表現するにはいささか不十分で、もはや生きる拠…

俺たちはおでんツンツン男からいったい何を学んだ、もしくは学ばなかったのか

回転寿司やうどん屋の客による迷惑行為の動画が話題だ。 ネットニュースによると、スシローの件は今となっては本人も反省しているようだ。 ただやっている最中は、これが面白い、見た人が笑える行為だと思ってやったのだろう。 俺からしたら、いや、大抵の人…

予約は便利だが、予約してまで行きたいと思えない場所もある

先日、携帯電話会社のショップを訪れた。 前から5Gに契約を変更したいと思っていたものの、めんどくさいしこんなのは締切もないので放置していたところを、職場近くの店舗の前を通りがかった際に思い出し、次の会議までまだ時間に余裕があったのでふらっと立…

給水器とフェアトレードに共通する問題点

年も終わろうというタイミングでわざわざ指摘するほどのことでもないが、給水器を見るたびに疑問に思っていたことがあった。 あの「適温」ランプの野郎は、一体どういうつもりなのだろうか。 「どういうつもりなのだろうか」と言いつつも、意図はわかる。 「…

8人の女性から立て続けに「坂口健太郎に似てる」と言われてりゅうちぇるのことを思い出した

少し前に、2時間程度の間に初めて会った8人の女性全員から、「坂口健太郎に似ている」と言われたことがあった。 私と面識のある方なら、「そんなことがあるものか。妄言を吐くのも休み休みにしろ。お前に必要なのはダルクもしくは脳ドック」と私を非難するだ…

岸田首相が気の毒になってきた

10年ほど前に、とある超突貫のWEB開発案件を担当したことがあった。 俺が担当する前から発注元とのトラブルが絶えず、火消しのために途中からの投入だった。 案の定、公開直後から不具合が多発し、1日に2種の異なる経緯報告書を提出し終えたときに、これは「…

40にして怒ることができなくなり、その結果、企画ができなくなって困っている

吉田正樹は「怒りの企画術」という著書の中で、「怒り、嫉妬、鬱憤の感情こそが、数々の成果をあげたきっかけになった」と述べていた。 小田嶋隆の著書には、「コラムニストの最も重要な日常業務は『余計なことを言う』ことである」という一文があった。 ■ …

「将来なりたい職業」を酩酊している謎のおっさんで決めてしまった話

2022年に行われてた調査では、小学生の「なりたい職業ランキング」の1位はYouTuberだそうだ。 俺が小学校だった30年ほど前のそれは、おそらく、男子がプロ野球選手で女子がケーキ屋さんとかだったのではないかと思うが、小学生だった俺がなりたいと言ったの…

経済学とはいったい何なのか問題と、経済のことがわからなくて昔から損ばかりしている話

日本の借金が、2021年時点で1200兆円を超えたそうだ。 国の収入、すなわち歳入は、だいたい年間で100兆円あるらしいが、実際には歳入の100兆円のうち約3分の1は新たな借金で、それで年間25兆円を借金の返済に充てている、という構図である。 金額が大きすぎ…

40歳近くになって高い壁にぶち当たる経験をした話

いい歳になってくるとどうしても、日々の生活を、変化が乏しいルーティン的なものに感じてしまいがちである。 コロナが出てきて外出自粛するようになってからはなおさらだ。 「今までやったことがない新しい経験が必要だ」 そう思った俺は、先日IQテストを受…

文字を書いたTシャツを着ている人の気持ちがわからない

昔から、文字が書いてある服を選ばないようにしている。 胸にでかでかと文言を掲げて外を歩けば、俺がその内容と同じ思想を持ち、声高らかに主張をしているように見られるのではないか、と疑ってしまうからだ。 おそらく、俺の杞憂であろう。 俺がTシャツの…

記憶力を維持するサプリがミイラ取りになる話

近頃の医学の進歩は目覚ましい。 今さら言うようなことではないが、先日、改めてそう感じる出来事があった。 ドラッグストア内を歩いていると、ある商品が目に留まった。 「記憶力を維持する」 でかでかとそう書かれたパッケージに、俺は驚いた。 内臓や血液…

エコカアサウケセクイソキスシオ クシキオエケセアウスカコソイサ

これはドラクエのかの有名な復活の呪文、ではない。 では何なのかというと、俺の高校の同級生以外、知る由もない。 いや、同級生であっても、知っているのはそのうちのごく少数であろう。 ■ 高校に進学して数ヶ月くらいが経ったある日、国語の先生から「百人…

ポニーテール禁止の校則と戦争について

「猥褻は、そう思う人の心の中にしかない」 映画「愛のコリーダ」の書籍が猥褻にあたるかを問われた裁判の中で、大島渚監督が残した有名な名言だ。 俺はこれを、「猥褻な物体というものは存在せず、対象を人が認識して猥褻だと翻訳した瞬間に初めてその物体…

無計画な生き方に一瞬憧れたけどすぐやっぱねぇなって思った話

「ご利用は計画的に」 この言葉、1日に何回テレビから聞いているだろうか。 我々現代人は、ことあるごとに計画的であることを求められる。 ビジネスでは納期をしくじらないようにきちんと計画を立てなければならないのはもちろんだが、恋愛においても、デー…

とにかくバンバン内容証明を送りたい

子供のころ、「内容証明」に憧れていた。 なぜかって? だってカッコいいじゃん、「内容証明」って。 何なのかよくわからないけど、なんとなく。 俺がこの言葉を初めて知ったのは、おそらくあるドラマからだったとうっすら記憶している。 ドラマの内容は覚え…

これは歓迎すべき…新たな格差の誕生

ちょっと前に話題になったが、「飲みニケーションの支持率が急激に低下した」ことを示す調査結果が発表された。 www.nikkei.com そして記事のもとになっている調査がこれ。 https://www.nissay.co.jp/news/2021/pdf/20211117.pdf 「職場の方との”飲みニケー…

向田邦子のエッセイと脳のHDD化について

ここ最近、向田邦子のエッセイを読んでいる。 超一流の脚本家の作品だから読み物として面白いことは言うまでもないのだが、その上、当時の文化的な面での文献としてもとても興味深いものになっていて、というのは、彼女が語っているエピソードにはふんだんに…

文春さんや新潮さん、おれもトマトを克服したぜって話

" data-en-clipboard="true">岸田内閣の国会対策委員長に就任した高木毅っていう人は、過去に、女性宅に侵入し下着を盗んで逮捕されたことがあるらしい。 俺はこのことを、今日、Yahoo!ニュースアプリが「高木毅」が検索急上昇ワードになってるよってスマー…