勝手に更新される毎日

六本木で働くサラリーマンのブログです。やめてくれ、待ってくれと言っているのに、1日1日が勝手に過ぎていきます。

自粛疲れと引きこもり

コロナウイルスが猛威を振るい外出の自粛が要請されている中、「自粛疲れ」を感じている人が多いらしい。
「自粛疲れ」には、外出できないことで心身にストレスを感じることから陥ってしまうらしいが、自分のことを振り返ってみると、外出できないことに対するストレスなど感じたことはなく、それを訴える人の心情を理解することができない。
だが「理解することができない」と一言で終わらせてしまうと、他人との心の交流が成立せず、ひいては世界平和など夢のまた夢、戦争の絶えない世界となってしまうから、少し考えてみたいと思う。
 
まず、おれはどれくらい外出をしていない、か。
夜に居酒屋へ飲みに行く、友人と会って談笑する、趣味のために遠出をする、などのいわゆる「不要不急」の外出を断ってから3週間が経つ。
そして仕事をリモートワークに変更、すなわち職場への通勤を中止して1週間が経った。
また俺は自炊能力がゼロなのと、幸いなことに飲食店はまだ営業しているところもあるので、食事のたびに家の近所にある店まで歩いて出かけているのと、人と会わない散歩を数日に一度くらいの頻度で行っており、これら以外のほとんどの時間は、自宅にてすごしている。
 
これが他の人と比較してどれくらい「外出していない」レベルなのかはわからないが、自粛要請が出て以降は、家にいる時間は睡眠時間を除けば数十倍にもなっている。
 
で、ストレスはどれほどかというと、前述の通りまったく感じていない。
従って、他の人がどうしてストレスを感じるのかが想像がつかない。
そういう時は、調べるしかない。
 
 
まずいろいろな記事やインターネット投稿を見ていると、いくつかのパターンがあるようだ。
  • 子供はとにかく外で遊びたい。それができずにグズグズする子供の面倒を見るのがストレス
  • スポーツなどによってストレス発散をできない
  • 夫が嫌い、妻が嫌い、目のつかないところにいてくれるのであればそれが会社だろうがどこだろうが何でもいいのだが
  • 人と話せないのがストレス
  • ずっと家にいると気が滅入る
 
おれは
  • 家族がいないから他人にイラつくことがない
  • スポーツがストレス発散にならない。もちろんスポーツできないことがストレス源にもならない。そもそも「山に登れないことがストレス」「テニスができないことがストレス」という状況がよくわからない。それを始める前はストレスがなかったわけであり、本来はいつでも始める前の状況に戻れるはずである。
  • 家には本もあればインターネットもあってゲームもできるから、無限に時間をつぶすことができてストレスを感じることがない
  • 人と話すほうがむしろ緊張する、どうしても話したかったら「ZOOM飲み」などすればいい
といった理由から、「外出できないストレス」をまったく感じないでいることができている。
 
 
ある調査によると
「人が外出を我慢できる期間は平均で14.4日」
らしいが、いま俺がやっているくらいの外出が許される範囲内であれば、俺は無限に耐えられる気がする。
 
そして、世の中には「引きこもり」と言われる、14.4日どころか数年もずっと外出せずに暮らしている人たちもいる。
今こそ彼らの声に耳を傾け、その生き方にノウハウを学びとするべきではないだろうか。
コロナ禍への戦い方に、手段を選んではいられないのである。