勝手に更新される毎日

六本木で働くサラリーマンのブログです。やめてくれ、待ってくれと言っているのに、1日1日が勝手に過ぎていきます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

楽しかった買い物の思い出

前回は「買い物という行為が生む苦痛」について書いたが、これまでの自分の人生を思い返してみて、苦痛ではなかった、むしろとても楽しかった買い物がふたつあったことを思い出した。 suzuki1001.hatenablog.com ひとつは車、ひとつはエレキベースである。 …

「ごゆっくりお買い物をお楽しみください」と今日も言われて思ったこと

「ごゆっくりお買い物をお楽しみください」とよく言われる。 読者の方々におかれましても、ほとんどの人が言われたことがあるのではないだろうか。 しかしこのセリフに対して毎回疑問に思うのは、「いや買い物なんて全然楽しくないんですけど」と言いたくて…

「名乗ることすら許されない」という環境を脱出する方法を、数学の0点のテストから学んだ

未成年のときに所属する社会では、地位の違う相手と接する機会といえば、親と子、先生と生徒くらいがせいぜいのところであるが、大人になれば、相手と身分の差が大きすぎて自分の名を名乗ることすら許されない状況が存在する。 そのように匿名を強いられる機…

人間は何歳にピークを迎えるか問題と、そんなことで悩んでしまう問題

電車の中で60代にも見える人が、「男が40代でやっておくべきこと」というタイトルの本を読んでいた。 宇多田ヒカルが今度やるネットライブのタイトルが、「30代はほどほど」だった。 業界で相当の実績がある会社の上司とフリーの方が会話をしていて、おふた…

英語を勉強することの先にあるもの、またはないもの

初めて会うアメリカ人と友人になり、彼の運転する車で送ってもらっていた時の会話にて。 車内には俺と彼の2人しかおらず、彼は日本語が全く話せない。 沈黙が続いたのは俺の英語力不足のせいだった。 その男は、どんな音楽が好きなのか。と俺に尋ねてきた。 …

「コンテンツを作る個人」を越えた「コンテンツである個人」という存在

先日、ある本を求めて俺は本屋を訪れた。 目的の本を探して店内をうろうろうろうろしていたところ、それではなかったのだがそれ以上に俺の目を引く驚愕のムック本を発見した。 これである。 セゾン・ド・エリコ vol.5 (扶桑社ムック) 作者: 中村江里子 出版…

小学校の6年かけて大掛かりなどっきりをかけられているんじゃないかという妄想の存在

小学生のころ、学校の授業の内容について、こんなことを考えていたことがあった。 いま教わっている内容が実は全部嘘で、市の教育委員会や学校が結託して数年がかりの壮大なドッキリをしかけている最中だとしたら、どうしようか。 先生たちはいつネタばらし…

「ノーベル賞今年もとれなかった」と言われることに見る「生殺しの辛さ」

棲む世界が違いすぎて一夜を共にするなど考えられないくらいの女性、もしくは、腐れ縁であるからしてやりたいという発想も出てこない女性と食事をして、やることなく解散したとしても、つらい、悲しい、という心境には全くなることはないだろう。 しかし、「…

自分の一生を左右した出来事について思い返してみた

自己啓発本の類が相変わらず多い。 みんな自分の人生をよりよく変えたいのだろう。 そりゃそうだ、俺だってそうだ。 でも人の一生なんて、意外としょうもないことで左右されるものだとも思っている。 そこで今回、一生を左右する出来事について思い出してみ…

「君の名は。」を観たが面白いと思えなかったときに感じたこと

先日、話題になっているので「君の名は。」を観てきた。 「話題になっているので」などと書くと、「自分が観る映画すら周りに流されて決めるんかい、お前には主体性というものが皆無かわれ、ぼけ」と思う人もいるかもしれないが、全くその通りで、公開を待ち…

自分が発した言葉をその登場回数でランキングにしたらクズだった

人が発する言葉は、その人の精神状態を色濃く表していると思う。 今月の3分の2が終わろうとしているが、今月俺が発した言葉をその登場頻度でランキングにしてみた。 なお、当然ではあるが、全発言を記録にとっているわけではないので、登場回数もランキング…

俺の家の周辺で火事が集中しているという謎について

いまの家に引っ越して1年半が経つ。 俺は18歳の時に上京して、それから15年の間に7回の引っ越しをするくらいにはあっちこっちに居住した経験があったが、今の家に住み始めて1ヶ月ほどが経過した時、あることが気になった。 「このあたりの火事発生頻度は異常…

「失敗を恐れるな」という風潮について思うこと

人は失敗を恐れる。 チャレンジすることに寛容ではないと言われる日本においては、特にそうである。 しかし、失敗は、恐ろしいものではない。 同じように、事故は、恐ろしいものではない。 ましてや、破産も、恐ろしいものではない。 病は、敵ではない。 台…

「酒を飲んでよかったことなんてあったっけ?」と思い返してみる

ここ数週間、めっきり酒に弱くなった。 歳のせいだろうか、とも思ったが、アルコール耐性の低下はここ数週間で急激に感じたものであり、年齢の影響とは考えにくい。 とすると原因は疲れだろうか。 「疲れているから」というのは、あまりにも便利な言葉である…

読書感想:山田ルイ53世「ヒキコモリ漂流記」

山田ルイ53世の本「ヒキコモリ漂流記」を読んだ。めちゃめちゃ面白い本だった。 内容に触れるのは最小限にしたいが、一番印象的だったのは「人生が余ってしまった」という表現だ。 中学からひきこもってしまい、いわゆる「就職→結婚→定年」という一般的な人…

有閑マダムの生態が知りたい

土曜や日曜に家や会社などの近くの喫茶店に入ると、かなりの割合で有閑マダムとおぼしき40~50代の女性数人が集団をなしている。 俺のこれまでの人生において接点のなかった人たちであるので、彼女たちが普段どのような生活をしているのか、どこから来てどこ…

「◯◯っぽいですよね~」からどのように逃れるか

人と話していると、最近よくこう言われる。(そもそもあまり人とそんなに話していないので、その数少ない機会のなかでは「よく」という意味で) 「A型っぽいと思ったけど、B型だったとは」「大人っぽいと思ったら、案外子供っぽいんですね」「タバコ吸う人っ…

感情の起伏がなくなってきたことについて

すでに多くの人が指摘していることではあるが、人生は苦行である。これは、まちがいなくそうだと言える。 実際、二日酔いの気持ち悪さを我慢したり 、買いたいものがあっても金がなくて我慢したり、仕事がうまく進められず怒られて言い返すこともできず我慢…

モテる方のバカになりたい。

以前、仕事で「ハゲ、チビ、デブ、一番付き合いたくないのは?」というネットアンケートをしようとしたことがあった。 こう言うと、「なんだそのフザケた仕事は! 喝だ!」と憤る人もいるかもしれないが、これも立派な仕事である。職業に貴賎なし。 で、アン…

トーク界のひねり王子こそ最強説

どうすれば女にモテるか。いつの時代にも、男にとって最大のテーマである。 夜に出回っている「◯◯な男が女にモテる」の◯◯に当てはまる言葉には、数多のパターンがあり、それはその言葉を発信する人の性別、年代、恋愛遍歴、人生において何を大切にしているか…

「うらやましい」という感情が面白い

「隣の芝生は青く見える」ということわざがある。最近この言葉を思い出させられる体験が多い。 というのも、僕は11年いた会社を辞めて今の会社に転職し、3ヶ月が経ったところなんです。で、「前はどこにいたの?」と会う人会う人から尋ねられる。答えると、…

今日の一文字

いま私は、スターバックスにいる。 「サードプレイス」のコンセプトを標榜しているこの場所。来客はさまざまなことをしてすごしている。 例えば、向かいに座っている20代なかばと思しき女性は、何かわからないが国家試験の勉強をしている。ステップアップを…

あなたは奇跡を信じますか?

「あなたは奇跡を信じますか?」 というと、胡散臭い宗教団体の勧誘文句ランキングのダントツNo.1に輝くワードだ。 駅前でいきなりこういって話しかけてくる人の前で立ち止まってしまってはいけないし、家に訪れてきた見知らぬ人がこういう話をし始めてしま…

「どこに住みたいか」の変遷が表すもの

合コンなどでよく聞かれる、「どこに住んでるの?」という、遠回しに相手を値踏みする質問がある。 以前、御茶ノ水と神保町の間くらいのところに住んでいた時期のことだ。 「どこに住んでるの?」と聞かれて「御茶ノ水」と答えると「え? なんで?」という反…

温泉で考える人生の年輪

後楽園にある大型温泉「LAQUA」でこのブログを書いている。そう、私は今日、温泉に入ってきたのだ。 ところで、温泉に入った男が必ず行うことがある。 それは「チンコ比べ」である。 女性にはわからないかもしれないが、100%の男性がこれを行っている。 す…

自己啓発本が苦手だ。

自己啓発本が苦手だ。 それはなんとなく「意識高い系」に対する反発や、「人の人生の後追いなんてしたくない」という青臭い感情が原因だと思っていた。しかしきのう本屋に行って気がついた。わかってしまった。そういうことではなかったのだ。 俺の家の本棚…

読書感想:Licca's Tweet スーパーおしゃれ女子、リカちゃんの華麗なる日常

香山リカのTwitterまとめ本。それだけでネタ本かと思ったが、精神科医の方ではなく人形の方。本屋でふと見つけて手にとってしまった。 www.amazon.co.jp 精神科医の方のTwitterはもっぱら炎上の中心として一部の好事家から人気のあるものだが、こちらのリカ…